出店の資金計画を立てる…

■自己資金は50%用意するべし…■

不動産業界時代に300店舗以上の出店の仲介を手掛け、

昨年も2名の独立起業者を業界に排出する

飲食プロデューサー:関戸雅敏が資金計画のQ&Aを贈る…

 

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よく相談を受ける…

『出店にはいくらぐらいかかる…?』

質問に今日はお答えしていきたい…

 

飲食業界での出店…独立・起業と言うのは、

実は、他の業種・業界で独立するよりも初期投資がかかると言う事は

あまり知られていない事実である…。

多額の先行投資が必要のため本物の決意・覚悟が必要とされる。

この為、独立を考えるのであれば、若いころからそれなりの貯蓄を始めていかなければ、

夢を現実に変えると言うのはかなり困難なものとなる。

追い回し時代≪板前役職の一番下。雑用や盛り付け担当≫の低い給与からでも、

将来の事はしっかりと考え貯蓄はしていかなければならない。

 

資金計画は、銀行や親族などから借り入れする【借入金】と、

その名の通り、自身の開業資金として用意した【自己資金】に分けられる。

【自己資金】は多ければ多いほど出店後の経営が楽になる…

【借入金】は【自己資金】とのバランスと返済計画を考え融資を受けるようにしよう。

 

さて、【借入金】は通常大手都市銀行に借入の依頼に行っても、

担保がなければ門前払いにされるのがおちである。

そこで、地元の信金系や有効に使いたいのが

【日本政策投資銀行】[国民金融公庫](通称:国金)である。

無担保で1000万円までの融資が可能で利率も2~3%程度。

銀行系の商工ローンでは10%前後の商品が多いため、

商工ローンで開業では、到底成功は困難なものとなる。

 

【国民金融公庫】は出店起業の際は大変有効な金融機関のため知っておきたい。

借入の際は、明確な【事業計画】【返済計画】が必要とされる。

【国民金融公庫】(新宿支店)の調べでは飲食業界での開業資金の平均は【約1500万円】とされ、

製造・卸売小売・運輸・その他サービスなど各種業界の中で一番高いとされている。

 

各市町村でも開業者向けの事業融資を行ってる。

 

飲食堂 関戸雅敏